野辺山シクロクロスで豊岡英子選手優勝!
豊岡英子選手レポートが届きました!
『UCIポイントが付く国内で2つのレースの1つである野辺山シクロクロス。
1周2.5kmで、牧草地のスラローム、舗装路の緩斜面、四輪バギー用のダートサーキット、畑の中を抜ける泥セクション、林の中にあるコーナーの連続がテクニックを要されるサーキット。
前日までの大雨とは異なり、レース当日は快晴、気温が低いように感じた。
11時からライダーズミーティングに出席し、その後試走へ。
泥区間も乾いてきていて乗車できそうだ。
入念にウォーミングアップし、スタート地点へ。
今回は泥区間や林の中のコーナーが滑るのでタイヤはchallengeのGRIFO32を選択。空気圧は1.6に調整。13時15分スタート。アメリカ人のティナがロケットスタート。
あのスピードはすごい。
しかしあのスピードに対応できなくては海外では置いてきぼりだ。
私はティナの後ろにべた付きで、芝区間の下りで前に出る。
泥区間に突入し、半分くらい過ぎたところで足が重くなった。
とにかく自転車から降りて、ランニングし、舗装路に出た。
そのまま漕いでいると、自転車に異変があると感じ、後ろブレーキを見るとブレーキを引っ掛けているワイヤーが外れブレーキが落ちて後輪が回らない。
皮肉にもピットを過ぎてから気が付いた。
しかし冷静になり、シケインを越えた所で直そうとするがワイヤーがかからない。
諦め、ピットまで自転車を担ぎランニングした。
ピットで自転車を替え、そこから追い上げる。
一時は5番手まで下がるが、林で1人パスし、スタート地点の芝で2人めをパスする。芝の登りを終え、泥区間に入ると一気に前と詰まった。
泥区間の出口でティナ選手を交わした。
ピットからは焦らずと声がかかる。
シケインで宮内選手に追いつき、カフェの前のボコボコした短い登りでローラ選手も交わし1番手に出れた。。
そこからは後ろを振り返る事なく走った。
路面が悪い所は丁寧に走り、踏める区間はおもいっきり踏んだ。
4周回最終ラップのジャンが鳴り。踏めるだけ踏んだ。
35秒のタイムギャップがついたので丁寧に走る事を考えながら走り、1番でゴールラインを通り抜けた。
世界で走るにはUCIポイントが高い順にスタートに並ぶので、絶対に優勝したかったレースなので本当に嬉しかった。
沢山の人々のおかげで今日を迎えられています。
応援ありがとうございました。
今週の琵琶湖マイアミもがんばります。』