小笠原崇裕選手MTB FESTIVAL2013優勝!
Bike MTB小笠原崇裕選手
MTB FESTIVAL 2013 in 緑山スタジオ・シティ優勝!
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久々のマウンテンバイクレースなのでレース前から非常にワクワクしていた。レースが待ち遠しい、そんな感じ。レースは3時間耐久だったが、天候が崩れるということでスタート直前に2時間に変更されてのレースとなった。
JCFのエリートライダーもチラホラと参加していたので、最初から飛ばしていって後ろが離れたら自分のペースで刻んでいこうと作戦を考えた。スタートを切り、1周目は試走を兼ねてのペースで進み、2周目からガシガシっと踏んで後続を引き離した。こういった細かいターンが多く、立ち上がりのダッシュが連続するコースは、自選になってしまうが自分でも速いと思う。
何周か周ると周回遅れのライダーで詰まったりもするが、周回遅れのライダーを安全に素早く抜くってのも実はテクニック、走りやすいラインを逸れて路面が重かったり荒れていたりする場所を走って抜いていくから、力任せではすぐにタレてしまう。そんな事に気を使いながら1時間が過ぎ、心拍数は高いままを推移。足の筋肉がピクピクと痙攣の兆候を見せていた。
補給を多目に摂取し、後半に備えた。風も強まってバックストレートはモロに向かい風だが回転数を落とさないように注意しながら踏んだ。残り30分ほどで足の四頭筋が完全に攣りだした。こんな部分が攣るとは雑な踏み方に、力任せに漕いでいるからであって、オフシーズンに我慢して無理矢理走っている証拠でもあった。平均心拍数から見れば、王滝100Kの約5時間を走るのと同じ心拍数なので、たった1時間30分で攣るとはいかにオフシーズンの身体ってものが鈍っているかだ。ちなみにMAX心拍数のほぼ90%が平均心拍数。
10mの距離しかない登り返しでもビクっと痙攣するので不格好なダンシングに低ケイデンスでごまかしながらの残り30分。コースは23周もしたが全く飽きてこない、楽しく練習になる本当に良いレイアウトだ。そして2時間耐久レースのフィニッシュ。
ソロではもちろん、チームも含めた総合優勝!全チームを周回遅れにしたというオマケ付き。
関東の草分け的なこの緑山スタジオでのレース、春と秋の年に2回の開催となっている。春のレースはJシリーズの開幕戦とあって、日本のトップ選手はほぼフルメンバーの出場となっている。
いつまでも存続していって欲しい大切なレースだ。